個人、法人問わず、資産運用に関するアドバイスが主な仕事内容なんだな。
FP(ファイナンシャルプランナー)は、貯蓄、投資、保険、年金、税金、不動産、相続などへのアドバイスや資産設計を行うための知識を習得できる
- 金融系資格で最も人気が高い
国家資格です。
金融のスペシャリストとして、ファイナンシャルプランナー(FP)の知識は、就職・転職どちらのキャリアにおいても非常に役立ちます。
仕事内容は、公的年金や保険のプランニング、または住宅・教育ローンのプランニング、金融資産(債権・株式・投資信託)の運用、所得税を中心とした法人税や消費税の税金計算など多岐にわたります。
特に、銀行や保険、証券などではファイナンシャルプランナーの知識が必須であるため、資格取得者は金融業界で働く人が多く、年収650万円以上も可能な資格です。
FP2級の資格概要
難易度 |
合格率 |
学習時間 |
受験資格 |
約30% |
150〜300時間 |
FP3級合格者 |
|
主な受験者 |
取得費用 |
平均年収 |
なれる職業 |
サラリーマン・主婦・大学生 |
5〜16万円 |
約650万円 |
銀行、保険・証券会社 |
FP(ファイナンシャルプランナー)技能士とは
FP(ファイナンシャルプランナー)技能士は、具体的にどんなことをやるんだろう...
顧客の相談に応じ、資産に関する情報分析、ライフイベントに沿った資金計画など資産運用の提案がFPの主な仕事なんだな。
FP(ファイナンシャルプランナー)は、相談者の仕事や将来のライフプランに合わせて必要な貯蓄や保障を準備したり、そのためによりよい運用方法を提案行うことが主な仕事となります。
例えば、銀行なら顧客に資産運用のアドバイスや住宅ローンの相談、借り入れや返済シミュレーション、証券会社なら株式や債券、投資信託などの金融商品について情報を提供するコンサルティング業務などに従事します。
ポイント
- 個人・法人を問わず、資産運用のアドバイスを行う
- そして、お金の面で困ることなく、リスクを軽減しながら、目標を達成し、安定した生涯を送れるよう導くのが主な仕事
FP(ファイナンシャルプランナー)の年収、就職先、独立開業
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格がとれたら、どれくらい年収上がるんだろう...
FP(ファイナンシャルプランナー)は、金融業界から高い評価を受けている資格なんだ。
金融業界は年収が高い傾向にあるから、結果としてFP取得者の平均年収は約650万円と高いんだな¥。
FP(ファイナンシャルプランナー)の平均年収は
- 約650万円
です。
FP(ファイナンシャルプランナー)の平均年収が高い理由は、平均年収が高いと言われる金融業界で求められる資格であり、FP(ファイナンシャルプランナー)資格取得者は金融機関や証券会社会社などに働く人が多いことが大きな要因となっています。
金融機関などで職員の応募条件とする場合があるなど、金融業界では需要の高い資格であるため、FP(ファイナンシャルプランナー)を取得できれば就転職に有利になる資格です。
また、FP(ファイナンシャルプランナー)1級取得者は、「お金」に関する相談・コンサルタント業務のプロフェッショナルであるため、実務経験を積んだあとに、FP(ファイナンシャルプランナー)として独立開業する人も少なからず存在します。
ただし、独立開業の場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)1級を持っているから仕事が獲得できる訳ではないため、自らの営業によって顧客をいかに獲得できるかが重要となります。
ポイント
- 多くの銀行や証券会社、保険会社などの金融業界では、FP知識の習得を推奨
- 資格の取得を昇進・昇格の要件とするところもあるほど
FP(ファイナンシャルプランナー)の試験概要
FPはお金の専門家なのかぁ、憧れるなぁ...
試験概要はどうなっているんだろう...
FP(ファイナンシャルプランナー)の試験は1〜3級に分かれているんだ。
級によって、難易度が違うから注意が必要なんだな。
FP試験は、3〜1級に分かれていて、級が上がると学ぶ内容が広範かつ試験難易度が高くなります。
ファイナンシャルプランナー検定試験は、、学科試験と実技試験の2段階に分かれており、一部合格者(学科もしくは実技のいずれかのみの合格)は2年間それぞれの試験が免除となります。
3級試験概要
受験資格 |
誰でも受験可 |
試験日 |
年3回(1、5、9月) |
受験料 |
学科試験4,200円、実技試験4,500円 |
学科試験科目 |
ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、 タックスプランニング、不動産、相続・事業承継 |
実技科試験科目 |
資産設計提案業務、個人資産相談業務のいずれかを選択 |
試験方法 |
学科試験(マークシート形式)、実技試験(記述形式) |
合格基準 |
学科試験(60点満点で36点以上)、実技試験(50点満点で30点以上) |
合格率 |
約70〜80% |
2級試験概要
受験資格 |
3級FP技能検定合格者(金融渉外技能審査3級合格者含む) |
試験日 |
年3回(1、5、9月) |
受験料 |
学科試験4,200円、実技試験4,500円 |
学科試験科目 |
ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、 タックスプランニング、不動産 相続・事業承継 |
実技試験科目 |
個人資産相談業務、中小事業主資産相談業務(1・9月のみ実施)、生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務(9月のみ実施)、資産設計提案業務から、いずれか1つを選択 |
試験方法 |
学科試験(マークシート形式)、実技試験(事例形式) |
合格基準 |
6割以上の得点を獲得 |
合格率 |
約45〜60% |
補足
- 3級合格者、実務経験者、所定の研修修了者、所定の資格合格者のいずれかが受験要件となっている
- そのため、いきなり2級を受験するのではなく3級から取得する必要がある
- 3級を合格せず、2級を受験したい場合は「日本FP協定が認定するAFP認定研修を終了した者」に該当するFP協会認定の通信教育などを受講し修了が必要
1級試験概要
受験資格 |
次のいずれかに該当 【学科試験】2級FP技能検定合格者または、金融渉外技能審査2級合格者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者、FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者 |
試験日 |
年3回 |
受験料 |
学科試験8,900円 |
学科試験科目 |
ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、 タックスプランニング、不動産 相続・事業承継 |
実技試験科目 |
金融財政事情研究会:資産相談業務、日本FP協会:資産設計提案業務 |
合格基準 |
6割以上の得点を獲得 |
合格率 |
約10% |