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1枚の紙に複数の論点を上手にまとめてくれてあるから、記憶に残りやすく、さらに内容を見返すだけで手軽に復習ができる点が評判が高い理由なんだな。
アマゾンベストセラーで第1位を獲得するほど
- 中小企業診断士を独学で一発合格するには必須のバイブル
と言っても過言ではないほど、多くの受験生に支持されているテキストの1つが「1発合格まとめシート」です。
そんな大人気テキストの生みの親である「1発合格まとめシート」の野網美帆子氏(中小企業診断士)に、同書の特徴や出版までの経緯、今後の展望などについてお話を伺ってきました。
「1発合格まとめシート」著者で中小企業診断士の野網氏プロフィール
まず始めに、これまでのご経歴などプロフィールを教えてください。
東京大学院工学系研究科修士課程修了後、技術者として大手電力会社に勤務、そして経営コンサルティング会社へ転職。経営コンサルティング会社に転職したは良いものの、経営に関する経験も知識もなかったため、基礎知識の習得を目指して、2016年10月より中小企業診断士の学習を開始しました。
そして、翌年2017年度の中小企業診断士試験で1次試験(545点)・二次試験(280点)をストレートで合格。合格後は、中小企業診断士受験生団体一発合格道場の第9期メンバー「きゃっしい」のニックネームで活動していました。
現在は独立中小企業診断士として、中小企業のコンサルティングに従事する傍ら、YouTube「まとめシート流!絶対合格チャンネル」を運営しています。
だから「1発合格まとめシート」が大人気なのは、偶然ではなく必然だと言えるんだな。
「1発合格まとめシート」が出版されるまでの経緯
1発合格まとめシートは、初めから出版を目指して作られていたのでしょうか。
最初は出版を目指していたわけではなく、経営コンサルタントとしての基礎知識の習得が中小企業診断士の受験目的だったので、知識が風化しないよういつでも見直せるように、勉強した内容をまとめておくつもりでした。
また、別の資格を取得した時に、オリジナル図解なども使いながらまとめたことによって、困った時にノートを振り返ったら、仕事にもパッと使えた経験が多々あったため、二次試験終了直後から、すぐに作成にとりかかりました。
しかし、自分だけが使うこと前提だったので、現在出版している「1発合格まとめシート」の文言解説等といった教科書的要素は全く存在しておらず、あくまで記憶を呼び戻すための論点要約を用紙に記していました。
今振り返ると、二次試験終了後の一番知識が新鮮に保たれている状態で、「1発合格まとめシート前身版」の制作にすぐ移ったことが結果としてすごくよかったと感じています。
「1発合格まとめシート」誕生の瞬間
1発合格まとめシートはどんな経緯から誕生したのでしょうか。
「1発合格まとめシートの前身版」が完成した時に、他の人の感想を聞いてみたいと思い、受験仲間にみてもらいました。
受験仲間からは、「情報がよく整理されているだけでなく、オリジナル図解のおかげで、記憶に残りやすい。お金がとれるレベルだから、自分だけのためで終わらせるのは勿体ないのでは」と、自分が想定していたよりも高い評価をいただけたのです。
販売は当初全く考えていませんでしたが、自分の経験やノウハウが他の受験生のお役に立つことができ、なおかつビジネスチャンスの可能性が存在するのであれば、チャンレジしてみたいと思うようになりました。
当時、私はTACの受講生で担当講師だった江口先生が、TACを離れてご自身で中小企業診断士スクール「EBA」を立ち上げるタイミングと重なっていたため、同スクールの副教材として活用してもらえないかと思い切って打診してみたのです。
すると、江口先生から「内容は非常に良くできて素晴らしい。ただ、まとめシートだけだと、未学習の人が理解できないから、どうせならテキストも作って欲しい」と話をいただけました。
このアドバイスこそが、現在の「1発合格まとめシート」が生まれるきっかけとなった瞬間です。
そこから、しっかりニーズを聞き取り、即座に反映する行動力の高さこそが、評判の高いテキストとなっている根本要因なんだな。
「1発合格まとめシート」の特徴
1発合格まとめシートは、多くの中小企業診断士受験生の中で評判が高い教材の1つとなっています。
どんな所が支持される要因だとお考えでしょうか。
最大の要因は、ネーミングの通り
- 1枚のシートに論点が分かりやすく整理されている
ことです。
他の中小企業診断士受験本では、図解が豊富な本は多いものの、豊富すぎるゆえに、記憶に残りにくくなってしまっているケースが多いです。
だからこそ、1発合格まとめシートでは、記憶するのに本当に必要な図解のみに絞った掲載を意識しています。
そのため、該当箇所を確認すれば、一目で該当論点の復習が可能です。
また、口語調でのテキスト制作が実際に講義を受けているかのようなライブ感を楽しみながら勉強ができるようになっている点も、中小企業診断士受験生にご支持いただけている要因の1つだと感じています。
これによって、情報の一元化を実現できているため、圧倒的に復習がしやすいテキストとして中小企業診断士受験生から評判が高いんだな。
暗記系科目のテキスト「1発合格まとめシート後編」の評判がとても高い理由とは?
1発合格まとめシートの中でも、暗記系科目を中心に掲載されている「まとめシート後編」が非常に評判が高い人気テキストとなっています。
「まとめシート後編」の評判が高い理由はどこにあると考えられていますでしょうか。
「1発合格まとめシート」は1枚の紙面で全体像が掴めることで、大きな流れを理解しやすい点が、特に暗記系科目である経営情報システム、経営法務、中小企業・経営政策に威力を発揮していると感じています。
さらに、記憶に残りやすいよう他のテキストでは記載されないようなふざけた語呂合わせなども入れることでイメージに残りやすく右脳的な記憶がしやすような紙面構成を意識しています。
例えば、中小企業経営・政策の業種別付加価値額の順番には特に理由や意味がないため、覚えづらい論点の1つと言われています。
少しでも記憶に残るようにと、以下のような語呂合わせを書籍内では様々な箇所で提供しています。
独学で合格するために覚えておくべき「1発合格まとめシート」の上手な使い方
中小企業診断士に独学合格を目指す上で、1発合格まとめシートはどんな使い方をするのが良いでしょうか。
1発合格まとめシートは、あくまでインプット教材なので
- インプットだけで終わらせず、しっかりアウトプットを行なって実践力を高める
ことにつきます。
1枚のシートが論点の区切りとしているので、1つ終わったら、すぐに過去問を解く意識を常に持つことが実践力を身につける重要ポイントです。
そのため、1発合格まとめシートでは、「すぐやる!過去問コーナー」の項目を設けており、テキストで学んだことをすぐに実際の過去問でアウトプットすることができるようになっています。
また、Youtubeでも勉強方法などを発信しているので、1発合格まとめシートとあわせて利用していただけると、より効果が高まりますので、ぜひ勉強のお供としてご利用いただけると嬉しいです。
Youtubeも深い理解につながるし、無料だから、ぜひ視聴すべきなんだな。
「1発合格まとめシート」の今後の展望
最後に「1発合格まとめシート」の今後の展望について教えてください。
ながら時間を有効に活用できるよう、1発合格まとめシートのテキスト部分を読み上げた音声データの販売も開始しました。
音声を元俳優で中小企業診断士の方にお願いしたため、聞き取りやすく心地よく、勉強可能なので
- 耳からのインプット
- 通勤中や家事・育児の最中、運動中のながら学習
など、様々なシーンでご活用いただきたいと思っています。
そして今後は、中小企業診断士「1発合格まとめシート」で培ってきたノウハウを活かして、FPや簿記など他の資格に展開していきたいと考えています。
また、将来的な夢としては、資格試験のライザップ版のサービスが実現できたらと思っています。
独学で勉強する受験生は、孤独だったり、怠けがちになることが原因で、せっかく資格試験の合格を目指したのに途中で挫折してしまう方が非常に多いのが現実です。
そんな受験生に対して、毎日何をどれだけ勉強したかといった進捗確認などをしながらモチベーション管理をすることで、挫折せず試験合格を目指せる仕組みが提供できればと願っています。
多くの方のご協力をいただきながら体制を構築していかなければいけないので、まだ先の話ではありますが、いつか実現したい大きな夢となっています。
まとめ
中小企業診断士を独学で一発合格するには必須のバイブル「1発合格まとめシート」には、著者の野網氏が持つ
- 中小企業診断士1次(545点)2次試験(280点)をとも高得点で突破した試験ノウハウが凝縮
されています。
中でも、1枚のシートにまとめられており、なおかつ語呂合わせも記載されているため、暗記科目の経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策にはうってつけのテキストです。
また、過去問を解き、解説を見ても分からなかった際に、「1発合格まとめシート」を論点を復習すれば、情報が一元化されているので、該当論点以外も合わせて効率的に学習が可能だからこそ、アマゾンベストセラーで第1位を獲得するほど多くの受験生から支持されているのだと、今回のインタビューを通して実感しました。
中小企業診断士受験生なら持っておいて損はない断言できる1冊です。
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