受験校でどうせ学ぶなら、合格率が高い2次試験専門スクールの方が良い気がする...
というのも、直近の令和元年の合格率は驚異の46.2%と、受講生のおよそ2人に1人が合格しているからなんだな。
中小企業診断士は1次、2次試験ともに合格率は約20%ですが、1次試験は予選で2次試験こそが本戦と言われるほど、2次試験の合格は数字以上に難しいとされています。
なぜなら、中小企業診断士2次試験は解答が発表されておらず、出題者の正確な答えや考え方を完璧に把握している受験生がいないのはもちろんのこと、受験予備校、指導者がいないからです。
そのため、過去問の解答内容が各受験校によって全く違ったり、〇〇メソッドなど独自の教え方が存在したりしています。
また、2次試験合格率を公表している受験校はほとんどなく、一説によると「中小企業診断士2次試験における各受験校合格率は、試験全体合格率とさほど変わらないのでは?」とも言われています。
そんな中で、平成27年に産声をあげた中小企業診断士2次試験専門スクールSLAの同年の受講生合格率は100%(3名/3名)、直近の令和元年は46.2%(6/13名)と、規模は小さいながらも非常に高い実績を上げ続ける新鋭予備校として注目を高めています。(主力講座の合格ゼミナール実績)
この中小企業診断士2次試験専門スクールSLA代表の倉前氏に、合格率の高さや講座の特徴などについてお話を伺ってきました。
中小企業診断士2次試験専門スクールのSLA代表倉前氏プロフィール
まず始めに、倉前先生のご経歴などプロフィールを教えてください。
大手メーカーマーケティング部門にて商品開発(開発実績多数)、金融機関にて中小企業向けリスクコンサルティングに従事しました。
その後、平成25年中小企業診断士2次試験専門スクールSLAを設立。
平成27年にSLAの合格ゼミナール開講し、第一期生3名が全員合格達成しました。
SLAを開講したキッカケ
中小企業診断士2次試験専門スクールとしてSLAを立ち上げたキッカケは何だったのでしょうか。
受験生時代に当時の各社2次試験関連の講座を受講した際に、2次試験合格に向けて一人一人の受験生に合わせて最短合格を届けることのできる講座がないと感じました。
また、答案返却までに7~14日も期間がかかってしまう点も、非常に不便でした。
答練を振り返ろうにも1週間以上期間が空いてしまうと、どんな思考プロセスで答案を導いたのかなど、頭から抜け落ちてしまい、自分の考え方のどこに不足や誤りがあったかの検証が難しい。
こうして、自分自身が感じた”不満や不便さ”を解消できれば、小規模スクールであっても受験生のお役に立てると考えたのが、「中小企業診断士2次試験専門スクールSLA」立ち上げに至ったキッカケです。
SLAが提供する講座の特徴を徹底解剖
ご自身が経験した“不満や不便さ”を解消するサービスを具現化されていることが、中小企業診断士2次試験の新鋭スクールとして注目を浴びている要因だと分かりました。
そんなSLAでは、具体的にどのような講座運営をされているのでしょうか。
具体的には、(1)オリジナル教材(合格に結びつく内容と構成)、(2)講義内容、(3)講師のスキルと経験の3つの要素一体で合格して頂くことを意識して講座を組み立てています。
そして、「受講生に合格して頂く」という当たり前のコンセプトからブレないように事業を運営しています。
また、講義内容や教材、講師のスキルは年々ブラッシュアップしています。
弊スクールにおける講座の特徴は大きく
- スピード添削
- 少人数セミ形式
- オリジナル教材
の3つですね。
少人数ゼミ形式
少人数ゼミ形式で講義を行う利点は何でしょうか。
大手予備校の場合は、どうしても1(講師)対多(受講生)という構図になります。
これだと、講師からの一方的な講義だけで終わってしまい、受講生がどの部分が理解できていないのかなど詳細を把握することは難しいです。
なぜなら、2次試験は読む・書く・考えるの3つが求められ、課題は個人個人で大きく異なるため、画一的な授業ではどうしても溝を埋めることができないからです。
そこでSLAでは、講師と受講生が双方向にコミュニケーションがとれる少人数ゼミ形式を採用することで、個々の実力や進捗状況に応じたアドバイスを行なっています。
スピード添削
スピード添削はSLAの大きな特徴と言われていますが、具体的にどの位の期間で受講生に答案を返却されているのでしょうか。
添削のスピードはとても大切にしています。
鉄は熱いうちに打てとの格言があるように、中小企業診断士2次試験学習も、添削結果をもとにした復習をなるべく早く行わないと、先ほどもお伝えした通り、どんな思考プロセスで答案を導いたのか頭から抜け落ちてしまいます。
そのため、SLAでは5日以内には受講生に添削結果をお返しするように心がけています。
添削コメントの品質を保ちながらもスピード添削ができるのは、小規模スクールだからこそだと考えています。
オリジナル教材
SLAが提供しているオリジナル教材は、2次試験の学習上で、勉強すべきことが明確で分かりやすいとお聞きしました。
オリジナル教材とは、どんな内容なのか教えてください。
SLAでは過去問演習をベースに
- 知識
- 読む
- 考える
- 書く
の4つに分けて、オリジナル教材を開発しています。
知識の事例攻略シートであれば、2次試験を解く上で必要な知識の全体をコンパクトにかつ体系的に1事例1枚にまとめたシート、読むの過去問演習(与件分析)であれば、過去問の与件を解きほぐし、読み解きの実践力を習得できるようにするなど、10種類以上にもわたるオリジナル教材によって、受講生が2次試験合格に必要な力を効率的に養成できるようにしています。
そして、裏技的な勉強法ではなく、資格取得後も中小企業診断士として活躍するために求められている試験の本質から紐解いた教材である点は特徴的と言えるかもしれません。
(新設)ハイブリッド通信講座の正体とは
通学講座だけでなく、新たに通信講座にも取り組まれてたとお聞きしましたい。どんな内容なのでしょうか。
これまでは、東京にある新宿教室で通学およびZOOMでのオンライン授業(合格ゼミナール)を行なってきましたが、教室通学やオンラインでの授業に毎回出席するのは難しいという声も頂きました。
また、通学(リアル)形式は東京に住んでいる方しか通うことができないため、地方在住の方はそもそも受講できませんでした。
そこで、これらのデメリットを解消する新たなメニューとして、通学講座と通信講座を複合させた
- ハイブリッド通信講座
の提供を開始しました。
これにより、毎回通学やオンラインでの参加が必要な少人数ゼミ形式の合格ゼミナールほど臨場感やディスカッションは期待できないものの、何回かのグループディスカッションや個別面談を通信添削に加えることで、学習仲間と楽しみながら毎回授業時間に左右されることなく自分のペースで学習できるよう設計しました。
通学する時間がない方や、授業時間に制約されたくない方におすすめです。
SLAの2次試験合格率が圧倒的に高い理由
他の予備校と比較して、SLAの2次試験合格率は非常に高い数字です。
なぜここまで高い合格率を保持できているのでしょうか。
SLAは、他の予備校と比べて、大きな学校とは言えません。
それでも、令和元年度におけるSLA受験生の合格率が46.2%と、全体の試験合格率18.3%に比較して、約30%も高い数字となっているのは、講座内容以外にもいくつか要因があると思います。(主力講座の合格ゼミナール実績)
その1つとしては、知名度が低く規模も小さいSLAを見つけ出して、問い合わせや説明会に参加される方は、その段階で合格への意欲や意識が高いからだと感じています。
大手スクールのように多くの受験生に知られている訳ではないからこそ、本気で合格したいと考えている方が集まり、真剣さや熱意を持って受講してくれるからだと思います。
中小企業診断士への合格意欲が高く、入校後は2次試験の学び方をSLAからしっかり吸収し、最後は自力で合格を引き寄せられる強い心を持った方が多いことが、良い結果をもたらしてくれていると思います。
中小企業診断士受験生に最後に一言
最後に、中小企業診断士受験生に一言お願いします。
中小企業診断士は、経済産業大臣が個人名で登録し、官報にも掲載されます。
この資格が中小企業庁に管轄され、継続しているのは、その必要性や理由があるからに他なりません。
必要性や理由は、中小企業診断士がこれまで中小企業のご支援を通じて日本経済の発展に貢献してきた実績があることと、昨今の厳しい経営環境下ではますますその役割が期待されているからだと思います。
一日も早く合格、診断士登録し、それぞれのおかれた立場でこの資格を活かして活躍されることを願っています。
まとめ
直近の受講生合格率は46.2%と高い合格率をあげる中小企業診断士2次試験専門スクールとしてSLAは注目度を高めている新鋭予備校です。
その合格実績を上げる大きな要因としては、裏技的な勉強法ではなく、資格取得後も中小企業診断士として活躍する将来までを見据えた指導をされている点です。
これを具現化するため、中小企業診断士2次試験における唯一の正式問題集である過去問演習をベースとした
- スピード添削
- 少人数セミ形式
- オリジナル教材
など、合格に向けて着実に実力を身につけられるカリキュラムとなっています。