宅建の難易度・偏差値は?勉強時間や合格率、他資格との比較から判明した難易度の正体

宅建の難易度・偏差値
宅建士の試験はどのくらい難しいのだろうか… 合格率は合格までに必要な勉強時間は?他の資格と比較した難易度・偏差値ランキングで行政書士試験はどの位置なのかなど知りたいことが一杯ありすぎる…
独勉クンを脅すようで悪いけど、宅地建物取引士は難しい…んだ。 けど、努力すれば必ずよい結果を勝ち取れる難易度なことは間違いないよ。 行政書士や社労士よりも簡単といったレベル感なんだな。
アール博士

不動産系資格として人気のある宅建士試験の難易度は

  • 難しい

ため、ちょっとの勉強時間で簡単に合格できるような試験ではありません。

しかし、大学偏差値で直して45程度の凡人でも普通に合格可能であるため、難易度が高いからといって想像以上に怖がる必要も絶望する必要もありません。

自信をもって勉強に取り組めむために、宅建士試験の本当の難易度の理解によって、適切な勉強ができれば誰でも合格できる事実を知ることです。

合格率15%のカラクリを暴く宅建士(宅地建物取引士)の難易度

合格率15%のカラクリを暴く宅建士(宅地建物取引士)の難易度
宅地建物取引士の合格率は約15%だけど、年度によって合格率が乱高下したりするのかな...
社労士は年度によっては3%と極端に難しいこともあったんだ。 それに比べて、宅建士試験の合格率は安定しているといるんだな。

年度

合格率

R5年度

17.2%

R4年度

17.0%

R3年度(10月実施)

17.9%

R2年度(12月実施)

13.1%

R 2年度(10月実施)

17.6%

R元年度

17.0%

H30年度

15.6%

H29年度

15.6%

H28年度

15.4%

H27年度

15.4%

H26年度

17.5%

H25年度

15.3%

H24年度

16.7%

参照不動産適正取引推進機構

ポイント

  • 過去8年の宅建士平均合格率が16.1%
  • 最低合格率だったR2年度(12月実施)が13.1%であり、平均合格率との差が3%しかない
  • 宅建士は毎年16%前後の安定した合格率で推移している試験

宅建士(宅地建物取引士)が合格率が低く難易度が高いと言われる2つの理由

宅建士(宅地建物取引士)が合格率が低く難易度が高いと言われる2つの理由
宅建士試験は例年の合格率が安定しているとは言え、15%はやっぱり低い…。国家資格だらこその難易度だからなのかな…
15%の合格率は確かに低くて、宅建士試験の難易度の高さを物語っているんだ。 でもこの数字には2つの理由があるんだな。
アール博士

ポイント

  • 1年に1度の1発勝負
  • 受験資格がなく誰でも受けられるので意外と記念受験生が多い

合格率が低い理由1:宅建士(宅地建物取引士)は1年に1度の1発勝負

宅建士は気軽に受けれる試験じゃないからプレシャーかかりそうだ…
1年かけて、大げさに言えば人生かけて勉強している人も多いから、検定試験などと比べ受験者レベルが高いのが合格率が宅建士の低い理由の1つなんだ。

ポイント

  • 宅建士試験は販売士や簿記といった検定試験のように年に何回も受験できる試験ではなく1年に1回の1発勝負
  • 宅建士試験の合格を目指して、1年間という時間の大半を勉強にあてる人生をかけて受験する人も多い

合格率が低い理由2:受験資格がなく誰でも受けられるので宅建士(宅地建物取引士)は意外と記念受験生も多い

1年に1度の1発勝負だから、宅建士試験の受験者のレベルが高いのか… 不安になってきた…
確かに受験生のレベルは高いけど、一方で受験資格がないから、記念受験生が以外と多いんだ。 だから、ほぼノー勉の受験生が多いのも合格率を押し下げている要因の1つとなっているんだな。

ポイント

  • 宅建士試験は受験資格がなく誰でも受けられるため、記念受験生が以外と多い
  • つまり、ほぼノー勉の受験生が多い試験でもあることが、合格率を押し下げている要因となっている

他国家資格と比較した宅建士(宅地建物取引士)の難易度ランキング

他国家資格と比較した宅建士(宅地建物取引士)の難易度ランキング
難しいのは分かったけど、他の資格と比較した場合どうなんだろう…
TACで公表している資格難易度をベースに合格までの勉強時間からランキングを作成してみたんだ。 一般的な目安として捉えてもらえると嬉しいんだな。
アール博士

宅建士試験は難しい資格ではあるものの、公認会計士のように超一流のエリートでないと合格できない絶望的な試験ではありません。

むしろ頑張れば誰にでも合格可能性がある

  • 公平な試験

です。

宅建士は国家資格の中で難易度が低いのか… これなら僕でも頑張れでば手が届きそうな気がする…

難易度ランキング

資格名

勉強時間(目安)

司法試験

8,000時間

司法書士

3,000時間

弁理士

3,000時間

中小企業診断士

1,000時間

社労士

800〜1,000時間

行政書士

600時間

宅建士

250〜300時間

参照TAC[メジャーな法律資格の試験難易度]

宅建士(宅地建物取引士)の難易度を大学偏差値で例えると三流大卒でも十分合格可能

宅建士に合格するのはどんなレベルの人たちなのかな…
三流大学卒の自分でも合格できるんだろうか..
ざっくりだけど、三流大卒と呼ばれる偏差値40〜45程度レベルであれば、合格は大いに可能なんだ。
あと受験制限がないため、高卒で取得されている人も多いから、偏差値はあまり気にする必要はないんだな。

少なくともFランク大学より確実に上です。Fランク大学なら高卒資格さえあればどんな人でも合格できますが、宅建は受験者の上位14%以内の成績を取らないと合格できない年があります。ニッコマレベルの大学に一般入試で合格できる人なら、余裕とまで行かなくとも数回受験したら合格できるはずです。 yahoo知恵袋

ポイント

  • 宅建士の難易度を大学に例えると三流大卒レベルの偏差値40〜45程度
  • 大学卒じゃないと受からない訳ではなく、高卒でも合格は十分可能
  • 全く勉強しないのはさすがに難しいが、計画的に勉強すれば誰でも合格できる

科目別の勉強時間から分析する宅建士(宅地建物取引士)の難易度

科目別の勉強時間から分析する宅建士(宅地建物取引士)の難易度
宅建士に必要な勉強時間の目安はどのくらいなんだろう…
他資格との難易度ランキングでも紹介したように宅建士の目安は250〜300時間なんだ。
ただ、全体の勉強時間だけではわかりづらいから、科目別に難易度を紹介するんだな。
アール博士

難易度

科目名

勉強時間

宅建業法

105〜120時間

民法など

85〜100時間

法令上の制限

30〜40時間

税・その他

20〜30時間

宅建業法と民法でしっかり得点できるかが、宅建合格における最大の攻略ポイントになりそうだ…

ポイント

  • 宅建業法と民法を制するものが宅建士試験を制すと言われるほど最重要科目
  • 宅建士の難易度を理解したら、試験概要を知ることが次のステップとして最適

独学と通信講座では宅建士(宅地建物取引士)の勉強時間(難易度)は約1.3倍も変わる

独学と通信講座では宅建士(宅地建物取引士)の勉強時間(難易度)は約1.3倍も変わる
独学と通信講座のどちらで勉強しようか迷うなぁ…
独学で合格を目指すとすると、どのくらい勉強時間が必要となるんだろう…
宅建士試験にどのくらい知識を持っているかで大きく変わってくるんだ。
真っさらな状態とした場合だと、独学は通信講座の約1.3倍の300〜400時間もかかるんだな。
アール博士

勉強形態

勉強時間

通信講座

250〜300時間

独学

300〜400時間

難易度は高いが宅建士(宅地建物取引士)は独学での合格も無理じゃない

難易度は高いが宅建士(宅地建物取引士)は独学での合格も無理じゃない
300〜400時間なのか...
通信講座と比較すると50〜100時間も開きがあるのかぁ.. 実際、宅建士試験に独学合格は無理なのかな…
宅建士試験は独学でも合格可能なんだ。
ただ、独学で合格するには大きな壁があるのを承知で勉強を始めた方が良いんだな。
アール博士

独学で合格するポイント

  • 勉強スケジュールや進捗状況をあな自己理する必要がある
  • 分からない論点や問題はネットなどで調べながら自己解決する必要がある
  • これらが通信講座よりも勉強時間が長い理由
  • 自己管理や自己解決が苦手な場合は、勉強時間がさらに伸びる可能性あり

まとめ

合格率15%と聞くと、凄く難しそうに感じちゃうはずなんだ。
でも、正しい勉強方針と努力さえできれば宅建士は合格できる試験でもあるから、自信を持って勉強に臨んで欲しいんだな。
アール博士

宅建士試験の難易度は

  • 難しい

ことは間違いありません。

しかし、大学偏差値で直しても40〜45程度であるため、ちゃんと勉強すれば誰でも合格可能な試験です。

過度に恐れず、自信を持って宅建士の試験勉強に取り組むことが重要です。

合格率15%と聞いてビビってたけど、今までの話を聞いて数字ほどに厳しい試験ではないことが分かったぞ。
これから宅建士の勉強を頑張るぞぉぉ。