どっちを勉強すべきなんだろう?
大きな違いは、国家資格か学位かなんだ。
取得後にどのように活かしたいかによってどちらを勉強すべきなのかかわってくるんだ。
どちらも経営全般の知識を体系的に学びたいと考えた時に、中小企業診断士とMBAのどちらにしようか迷ってしまいますよね。
重要ことは
- 中小企業診断士とMBAでは何が違うのか
それぞれの特徴を知った上で、どちらを選択するか決定することです。
中小企業診断士とMBAの違いは5つ
これらを理解した上で中小企業診断士にするのかMBAかを判断すべきなんだな。
診断士とMBA5つの違い
- 勉強内容
- 勉強時間
- 費用
- 卒業・合格率
- 取得目的
勉強内容の違い
ただ、中小企業診断士とMBAでは習得できる知識が異なるんだ。
中小企業診断士
中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者と中小企業基本法で規定されています。
ビジネス全般に関わる知識に加えて、中小企業支援に関わる国の施策等も学びます。
MBA
大企業などにおいて必要とされる知識を学びます。
新規事業開発やリーダシップ、海外事業展開など、中小企業診断士では深く学ばない項目も学べます。
中小企業診断士 |
MBA |
|
勉強内容 |
中小企業支援のための知識に重点 |
考え方や意思決定の方法などに重点 |
学習の進め方 |
テキストを学んで過去問で勉強 |
ケーススタディや集合学習が中心 |
中小企業診断士はあくまで国家資格合格に向けた勉強が中心となります。
一方でMBAは大学院などでの授業がメインとなるため、中小企業診断士では深く勉強しないようなクリティカル・シンキングなど思考法に関する科目を学べる所もあります。
勉強時間の違い
中小企業診断士 |
MBA |
|
勉強時間 |
約1,000〜1,200時間 |
約1〜2年 |
中小企業診断士は国家試験の特性上、合格しなければ資格取得とならないため長い時間を費やしてしまう可能性もあります。
MBAは期間が決まっているため、取得までの時間は予測が立てやすいです。通学期間は大学院によって異なりますが、おおよそ1~2年程度です。
だから、自分のペースで勉強する訳にはいか無いんだ。場合によっては会社を辞める必要に迫られる可能性もあることに注意が必要だよ。
費用の違い
中小企業診断士 |
MBA |
|
費用 |
・国内MBAだと100~500万円程度 |
MBAは中小企業診断士を試験で取得するよりも多額の出費が必要となります。
特に海外MBAを目指す場合は、仕事を辞めなくてはならない可能性が高くなるため、生活費の確保必要となります。
そうでないなら、中小企業診断士を目指しながら知識やスキルを身につけていくのが現実的かもしれないね。
合格率・卒業の違い(取得の難易度)
中小企業診断士 |
MBA |
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難易度 |
約4%の合格率 |
卒業率は約80〜90% |
資格(もしくは学位)を取得できる確率はMBAの方が圧倒的に高いです。
しかし、週数回は大学院に通って勉強をしなければならず、仕事の兼ね合いで難しい場合も多々あるはずです。
そうであれば、
取得目的の違い
中小企業支援か大企業向けなのかだと取得しようと考える人達もかわってきそうだ。
中小企業診断士 |
MBA |
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属性 |
自分が中心となって事業を行うよりも誰かの支援をしたいという方が多い。 |
大企業で出世を目指す人や新たな事業を立ち上げたいなどと考えている人が多い。 |
会社が幹部候補生が研修として参加することがあったりもしますがl、MBAも中小企業診断士も、取得する過程で多くの人と繋がれることは間違いありません。
若干目的意識が異なるところはあるけど、大きな違いというほどではなさそうだ。
経営全般の知識を習得したいと考えいてる時点でどちらの資格出会っても意識が高く、向上心を持った仲間と巡り合うこと可能なんだな。
中小企業診断士とMBAの共通点
中小企業診断士もMBAにも共通したカリキュラムは、
です。
この2つは経営を学ぶ上でとても重要な科目であるとも言えるだけでなく、良い仲間と巡り合える点も挙げられます。
MBAが適している人
ただ、予算や通学する時間がとれるかが大きくも関係してくるからクリアが難しいなら中小企業診断士を目指すべきだね。
MBAに適している人
- 経営者や経営に近い立場となり、自ら会社を動かす人
- 転職時の1つの武器にしたい人
MBAはケーススタディを通して意思決定やマネジメントの方法・考え方を学びます。
そのため、経営の現場で意思決定をする能力が得られるので、自分で経営をする立場の方には非常に有益な学びが得られます。
中小企業診断士が適している人
中小企業診断士に適している人
- 独立したい人
- 自己啓発によってスキルアップしたい会社員
中小企業診断士はMBAと比較すると、まだまだ知名度が劣るため、転職や社内のキャリアアップを目指すにはやや物足りないのは事実です。
しかし、MBAよりも独立に向いている資格です。
なぜなら、地域の公的な支援機関や金融機関からは評価される資格であるため、独立した際に仕事を得やすい傾向にあるからです。
このコミュニティや組織を活かせば、若くから独立して活躍することも可能なんだ。
中小企業診断士とMBAをダブルで取得する方法もある
欲張りな考えかもしれないけど、どちらも取得できる方法ってあるのだろうか。
中小企業診断士とMBAの両方を取得できる方法もあります。
それは、養成課程と呼ばれる中小企業診断士の二次試験を免除するために指定された大学院に通って、座学と実習を学ぶことです。
この指定された大学院の中には養成課程を修了すると、中小企業診断士とあわせてMBAを取得できるコースを用意しています。
まとめ
中小企業診断士もMBAも経営全般の知識が学べることは共通しています。
しかし、
- 勉強内容
- 勉強時間
- 費用
- 卒業・合格率
- 取得目的
は大きく異なる点です。
どちらを取得するにしても、まずは「自分が将来どうなりたいのか」を明確にすることが必要です。
中小企業診断士もMBAも取得に貴重なお金と時間を費やすことになります。
そのため明確な目的のないまま取得を目指しても、結果的に何も得られない可能性があるので注意が必要です。
そして、自分の目標・目的を明確にして勉強すれば、得られる効果は何倍にも大きくなるはずだよ。