基本情報技術者

基本情報技術者試験を独学で受ける際におすすめのテキスト・参考書

システムエンジニアの登竜門的存在となっている基本情報技術者試験。

情報処理推進機構が提供しているITに関する一定の知識を証明する国家資格で、IT系の資格の中では最も認知度が高く、また人気のある試験です

しかし高い人気度とは裏腹に、基本情報の合格率は20~30%となっていて、IT初心者の方にはかなり難易度が高く、独学で試験に望むのであれば学習に使用する参考書選びが非常に重要なポイントになってきます。

それぞれの参考書には様々な特徴があるので、自分にあった参考書を見つけることが効率の良い学習を行うことができ、それが合格への近道となります。

今回は、基本情報技術者試験を独学で受ける際におすすめの参考書について紹介しますので、これから基本情報を独学で受けようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

基本情報技術者試験について

基本情報技術者試験は、4月と10月の第3日曜に年2回行われ、年間でおよそ14万人が応募している人気の高い国家試験です。

試験は午前と午後に分かれていて、午前は基本問題、午後は応用問題が出題され、それぞれ6割以上正解することで合格となります。

主にプログラマーやシステムエンジニアなどのIT職に従事する人、あるいはこれから従事しようとする方達を対象とした試験となっています。

IT初心者であれば150~200時間、すでにIT系の仕事をしていたりITパスポートを取得しているのであれば100~150時間が合格までの学習目安時間となっています。

午前の試験では、テクノロジー、ストラテジー、マネジメントの3つの分野から80問、午後の試験では、実務レベルの難しい内容が出題されます。出題される分野が広く問題数も多いので、広く浅い基礎知識が必要とされています。これからおすすめの参考書を紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

基本情報技術者試験に受かる!おすすめのテキスト・参考書

おすすめの書籍をご紹介します。

イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室

基本情報の参考書として必要なのは、基礎的な知識を定着させるためのテキストと過去問題集です。

基本的にはこの2冊のみで十分です。

この参考書では、学習の途中で挫折しないようにわかりやすいイラストや1テーマごとに確認問題が用意されていたりと様々な工夫が施されています。

また、「AとくればB」のように重要ポイントを覚えやすくまとめてくれているので、頭の整理がしやすいという特徴があります。
文系理系、初心者問わず全ての受験者におすすめできる内容となっています。

文章も非常に読みやすく、IT知識の有無を問わず基礎から丁寧に解説してくれます。
テーマごとに関連する過去問題が載っているので、すぐに知識の定着度を測ることが可能です。
問題の解説にも、図解を多用しているので理解を手助けてくれます。

基本情報の出題はテクノロジー、マネジメント、ストラテジーととても広く、難易度もITパスポートに比べて難しいものとなっています。

基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

こちらは参考書と言うよりも、直近4回分の試験問題が載っている過去問題集です。

基本情報の過去問題はインターネットで無料で手に入れることができますが、個人的にはこちらの過去問題集を利用する方がおすすめです。
なぜなら、「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」には非常に充実した解説がついていて、午前午後ともに問題文以上のスペースと文章量でとても丁寧に解説されているからです。

後述しますが基本情報に合格するための一番効率の良い学習方法は、過去問を制することです。
ですので、解説が充実している「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」を利用することが基本情報に合格するための一番の近道なのです。

知識のアウトプットには過去問題集だけでも十分ですが、もし過去問を何周もしてしまって解答を覚えてしまったという方や、時間的にまだ余裕がある方は予想問題集にも挑戦してみると良いでしょう。
ただ、予想問題集は難易度が高めに設定されていることが多いので注意してください。

基本情報技術者試験に受かる!効率の良い学習方法を紹介

基本情報技術者試験に受かるための効率の良い学習方法をご紹介します。

  • 参考書で基礎知識をインプット、過去問でアウトプット
  • 過去問を制す者が試験を制す

参考書で基礎知識をインプット、過去問でアウトプット

これまで紹介したおすすめの参考書を使った効率の良い学習方法を紹介していきます。

最初から全てを覚えようとせずに何周もかけてしっかり理解することがポイントです。

基本情報は学習範囲が広いので、一回で全てを理解しようと思っても難しいですし、途中で挫折してしまう可能性も出てきます。

「栢木先生の基本情報技術者教室」では、試験にでる重要度も記載してくれているので、1周目は最重要ポイントのみ、2週目は一通り読んでみる、3週目はわからなかったところや難しいところを重点的に読むなど工夫して学習することが可能です。
自分の理解度に合わせて学習スケジュールを決めると良いでしょう。

テキストである程度基礎知識をインプットしたら次は実際に過去問に挑戦してアウトプットしていきましょう。

「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」で練習していき、わからなかったところはしっかりと解説を読んで理解するようにします。
過去問題で8割取れるようになれば合格が見えている状態です。
自信を持って試験に臨みましょう。

過去問を制す者が試験を制す

基本情報に合格するためには過去問題を制すことが何よりも重要です。

実は基本情報の午前試験は、過去問題と類似しているものと基本問題だけで約60%出題されています。
つまり、過去問を制すことで合格ラインである60%を突破することが容易になります。
ですので、しっかりと過去問題を解くことが試験に合格するための最も効率の良い学習方法なのです。

午後問題に関しては過去問と同じ問題は出題されません。
しかし、問題の傾向や出題される範囲は同じですので、午前同様過去問でしっかり対策していきましょう。

ですので、午前よりも午後対策に力を入れて学習することをおすすめします。

特に必須問題で出題されるアルゴリズムとプログラミング言語は難易度が高く、2問合わせて40点と配点が高く、合否を決める重要ポイントです。

十分に学習時間を確保して準備しておきましょう。

まとめ

も今回紹介した参考書以外にも基本情報の参考書はたくさんありますので、書店で実際に立ち読みしてみたり、合格した人の意見を聞いてみたりするなどしてご自分に合った参考書を選んでもらえればと思います。

ぜひ今回の記事を参考に、効率の良い学習方法で基本情報に挑戦してみてください。

  • この記事を書いた人

アール博士

様々な資格試験の情報収集や最短合格のための勉強法を日夜研究しているマッドサイエンティスト。年齢や学歴などは不詳の謎多き人物。国家試験、民間試験問わず、資格試験の試験研究は20年以上の大ベテラン。

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