そこで、4つのキャリアプラン別におすすめの資格を人気ランキング順に紹介するんだな。
ITコンサルを目指すSEにおすすめ人気資格
ITコンサルタントは
- 企業の課題をITを利用して解決する専門家
です。
経営者や役員などのヒアリングから企業抱える課題を把握し、その解決策提案として、IT戦略の策定、システム開発の提案、最適化を実施します。
IT技術に関する知識はもちろんのこと、経営者や役員と折衝先となることが多いため、経営全般の知識、組織など幅広いマネジメント知識も必要となります。
中小企業診断士
ITコンサルは、経営者層への提案が多くなることもあって、中小企業診断士の資格はとても人気なんだな。
ITコンサルタントは、企業全体を見渡して、最も効果的な解決法をITを利用して提案が求められます。
船底に穴が空いているのに、穴をふさがずに必死にバケツで水をかき出しても意味がないのと同じように、1つの問題や課題だけにとらわれるのではなく、経営全体を見渡し根本要因の解決がとても重要となります。
そのため、経営全般の知識や論理的思考力などを勉強過程で習得できる中小企業診断士はITコンサルを目指す人に人気の高いおすすめ国家資格です。
難易度
合格率
学習時間
受験資格
約4%
800〜1,200時間
誰でも受験可
主な受験者
取得費用
平均年収
なれる職業
サラリーマン
10〜30万円
740万円
経営コンサルタント
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ITストラテジスト
ITストラテジストは、情報処理技術者試験で最高位に位置付けられる国家資格で、ITとストラテジー(戦略)を熟知し、企業にとって最大の効果を得るための助言・提案が主な仕事です。
各部門と連携調整をとり会社全体として最適なITシステム導入などを実現するプロデューサーとしての役割が期待されています。
中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての知識やスキルに特化した資格ですが、ITストラテジストは、あくまでITがベースとなっています。
難易度
合格率
学習時間
受験資格
約14%
300〜500時間
誰でも受験可
主な受験者
取得費用
平均年収
なれる職業
サラリーマン・大学生
30〜50万円
670万円
ITコンサルタント、プロジェクトマネージャー
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プロジェクトマネージャーを目指すSEにおすすめ人気資格
プロジェクトマネージャーとは、システム開発プロジェクトの目標の達成に向けて、全体計画の作成、必要人員や資源の確保、予算、スケジュール、品質などの計画に基づいてプロジェクトを実行・管理を行います。
プロジェクトが成功に終わるか、失敗に終わるかは、プロジェクトマネージャーの予算やスケジュールの計画、管理などの腕にかかっているため、大きな責任が伴います。
ただしその分、プロジェクトマネージャーに多くの裁量が預けられるため、非常にやりがいのある仕事です。
プロジェクトマネージャー試験
情報システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画の作成、要員などプロジェクト遂行に必要な資源の調達、プロジェクト体制の確立及び予算・納期・品質などの管理を行い、プロジェクトを円滑に運営するために必要な知識を学ぶ試験です。
プロジェクトマネージャー試験は、IPA(情報処理推進機構)が運営する国家資格であるため、試験難易度は高いです。
国家資格でなおかつ試験難易度が高いことから、取得できれば高い信頼を得られることもあって、人気の高い資格の代表格となっています。
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PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
運営元が違ってPMPは、国際資格として世界中で認知された資格なんだな。
PMPは、PMI が策定した知識体系である PMBOK® (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的とした資格試験です。
プロジェクトマネージャー試験よりも
- より実践的な試験
となっており、プロジェクトマネジメントの経験や知識だけではなく、マネジメントに対する姿勢などの実務的な内容まで問われます。
また、PMPは一度取得すれば永久に効力を発揮するという資格ではありません。3年ごとに更新が必要です。
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スペシャリストを目指すSEにおすすめ人気資格
ポイント
- ネットワークスペシャリスト
- システムアーキテクト
- データスペシャリスト
- エンデベットスペシャリスト
ネットワークスペシャリスト
ネットワーク社会である現在において、ネットワークエンジニアは花形エンジニアとして人気が高い職種です。
そんなネットワークエンジニアのスペシャリストを認定する国家資格にネットワークスペシャリストがあります。
具体的には、ネットワークの固有技術からサービス動向まで幅広く精通し、目的に適合した大規模かつ堅牢なネットワークシステムを構築し運用するために必要な知識が学べます。
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システムアーキテクト
システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニアです。
システムエンジニアの上流職となるため、システムアーキテクトになれば年収1,000万円以上も目指せます。
システムアーキテクトになるために、資格が必須ではありませんが、国家資格であるシステムアーキテクトを取得すれば大きなアピールとなるため、有利に働くことは間違いありません。
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データスペシャリスト
企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するインフラ系エンジニアです。
データスペシャリストは合格が難しい試験であるため、システムアーキテクトと同様に上級エンジニアに位置付けられ、希少性の高い人材として活躍可能です。
高いレベルでのデータベース企画・要件定義・開発から、運用・保守まで情報システムの全てをカバーする仕事なことから、試験範囲は多岐にわたります。
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エンデベッドスペシャリスト
スマート家電、自動運転などあらゆるモノがつながるIoTが進展する中で、ハードウェアとソフトウェアを適切に組み合わせて組込みシステムを構築し、求められる機能・性能・品質・セキュリティなどを実現する組込みエンジニアの資格です。
顧客とのコミュニケーションを密にとり要件を定義し、主としてカスタムプロジェクトとして設計・開発・構築を主導します。また、再利用可能なモジュール化を進めて以降の保全性を高める検討を進めるのが主な仕事です。
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セールスエンジニアを目指すSEにおすすめ人気資格
セールスエンジニアとは、技術的な側面から営業をサポートします。
セールスエンジニアは営業に同行して企業訪問をする機会も多いため、さまざまな企業と接点を持つことができ、技術職でありながら顧客から直接感謝の声をいただけるやり甲斐の仕事です。
だからこそ、情報処理技術だけでなく経営や営業における知識の両方が求められます。
メモ
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- セールススキル検定
基本情報技術者
IT業界で働くために必要な基本的知識、情報処理に必要な論理的な考え方を持ち合わせているかだけでなく、経営、管理についてもある程度の知識が問われる試験です。
セールスエンジニアは、技術的な側面はもちろん、顧客ニーズに適した提案が必要となるため、経営に関する知識も求められるかことから、技術的および経営的な知識の両面において、基本情報技術者なら広く浅い知識の習得ができます。
特に、新人SEで将来セールスエンジニアになりたい人、営業出身者で情報技術の基礎知識から学ばなければ行けない人にはピッタリの資格と言えます。
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応用情報技術者
応用情報技術者は、スペシャリストであるネットワークスペシャリスト、システムアーキテクトなどスペシャリストを目指すための登竜門です。
ITに関する高度な知識を持っているだけではなく、会社全体を見渡して最適なシステム提案などを可能とするために、マネジメント(経営管理)やストラテジー(経営戦略)についても学習します。
応用情報技術者を取得できれば、セールスエンジニアとして顧客と折衝する際の技術的知識は、おおよそ対応できるレベルです。
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セールススキル検定
セールススキル検定は、営業力を高めるために必要な知識を習得できる検定試験です。
コミュニケーション、課題発見、解決スキル、電話セールスなど、顧客との折衝が多いからそ、重要となる対人スキルが学べます。
特に、SEだと社外の人との接触が少ないことが多いからこそ、セールススキル検定を学ぶことで、営業力を高めましょう。
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