ただ、診断士ゼミナール(レボ)が59,780円なのに対し、TACは20〜30万も受講料(費用)かかる点は大きなマイナスポイントにもなり得るからこそ、メリットとデメリットを知った上であなたにとって最適な通信講座どうかを判断すべきなんだ。
TACを受講するメリットである
- 一次試験対策への定評の高さ
- 答練や模試などアウトプットの豊富さ
だけでなく、デメリットである
- 二次試験の勉強法には向き不向きがある
- 約20万円からの受講料(費用)がかかる
を詳しくお伝えしていきます。
メリットとデメリットをしっかりと吟味したうえで、TACを受講するかどうかを決めましょう。
TAC(中小企業診断士通信講座)の特徴
どの通信講座であってもメリットとデメリットの両者が必ず存在するため、
- デメリットがメリットを上回ると感じるのであれば受講はやめるべき
での比較検討が重要です。
これからTACの特徴をご紹介していきますので、あなたの気持ちがどちらに該当するかの判断基準にご活用ください。
TAC(中小企業診断士通信講座)を受講するメリット
TACを受講するメリットは
- 一次試験対策への定評の高さ
- 答練や模試などアウトプットの演習量が豊富
の2つです。
なかでも、一次試験対策への定評の高さはTACを受講する大きな決め手になるメリットです。
一次試験対策に定評の高さ
TACは中小企業診断士受験業界で最大手の通信学校であり受講者数は最大です。
受講者数が最大であるため、過去の答練や本試験の解答など膨大なデータを保有しています。
この膨大なデータから、受講者がよく理解できない論点や本試験でよく問われる問題傾向などを分析し、テキストや答練、講義などに反映させています。
答練や模試などアウトプットの演習量が豊富
次に疑問となるのが、テキストなどを理解したり覚えたりインプットよりもそれを答練や模試などの演習量なんだけど、その変はどうなんだろう?
その点で、TACは演習量が豊富なのは間違いないんだな。
演習内容 |
TAC |
診断士ゼミナール(レボ) |
過去問 |
あり |
あり |
1次試験答練 |
基礎答練:7回(各科目1回) |
なし |
2次試験答練 |
16回(各科目4回) |
なし |
模試 |
1次・2次試験ともにあり |
なし |
中小企業診断士通信講座業界で最安値の診断士ゼミナール(レボ)と比較した結果をみてみると、TACの演習量がいかに多いかがよくわかります。
これだけ多くの演習量があればアウトプットの機会としては申し分ありません。
最もやるべきことは、過去問の徹底分析につきるよ。これさえやっておけば、一次試験の突破は可能なんだな。
ポイント
- 演習量の多さは実践の機会を多くつくることに比例するため、とても大切
- しかし、過去問に徹底的に向き合えるかどうかが最重重要なことはしっかり理解しておくべき
TAC(中小企業診断士通信講座)を受講するデメリット
TACを受講するメリットは
- 二次試験の勉強法に向き不向きがある
- 20〜30万円と高額な費用(受講料)がかかってしまう
の2つです。
二次試験の勉強法は向き不向きがある
TACメソッド
- 二次試験の解答を作成する際に出題者が想定する解答を予測はできないのを前提に立った解法
- そのため、解答候補と考えられる内容を優先順位をつけて、できるだけ盛り込むことを推奨している
つまり、出題者が想定する解答を予測できないとの前提に立っているので、いくつかの候補を並べることでリスク分散や部分点を獲得していく戦術です。
診断士ゼミナール(レボ)のように出題者の解答を予測できると前提にして、どのように解答を導くのかとは真逆のアプローチとなります。
ただ、診断士ゼミナール(レボ)のような正攻法のアプローチを学んだほうが応用の幅は効きやすいんだな。
20万円~の費用(受講料)がかかってしまう
TACは中小企業診断士の通信講座だけでなく、通学においても業界最大手です。
通学の授業も行なっているため、講師や校舎など多くの費用がかかるため、受講料(費用)は高めとなってしまいます。
通信講座名 |
TAC(WEB通信) |
|
1・2次合格コース |
210,000円~ |
59,780円 |
同程度のコースでの比較となりますが、TACと診断士ゼミナール(レボ)とでは20万円以上の開きがあるため、TACで受講するだけの費用がかけられるかどうかがは選択する基準の1つとして考えておくべきです。
しょうがないんだけど...
ちなみに診断士ゼミナール(レボ)は3年間受講料無料の制度があるから、複数年で合格を目指すならとてもお得なんだな。
TAC(中小企業診断士通信講座)の評判(口コミ)
昨年から1年通ったTACの診断士講義もいよいよ後2回。学習習慣ゼロから飛び込んで、何とかここまで来れた。
最大手ゆえ、1次対策の内容は抜群、2次は講義形態と添削のマス対応が超微妙、と正直感じるが、他手段を選択しなくて良かったなとは確実に思う。
感慨深い終盤戦の夜。
— CEO@Lv.38戦士 (@rakurare) September 19, 2019
TACで診断士の受講料を調べてきた。科目免除割付けた上級か給付金有りの全科目の本科生か、一番安くても20万弱か…。今月中には申し込まないとな。
— わ_た_な_べ (@yakan_nabe) September 7, 2019
随感。余計なお世話だが、TACの診断士二次試験の合格者数が張り出してあったが、思ったより少ない印象だった。本科生の合格者数/本科生の数が、1/5をどの程度上回っているのか、気になるところだ。
— HiR Office (@HiROffice) September 1, 2019
まとめ
TACは、中小企業診断士の通信講座の最大手であり一次試験対策にめっぽう強いのは間違いありません。
ただし、メリットとデメリットの両者が存在するため、状況によっては他の通信講座の方が適している場合もあります。
2つのメリット
- 一次試験対策への定評の高さ
- 答練や模試などアウトプットの演習量が豊富
と3つのデメリット
- 二次試験の勉強法には向き不向きがある
- 20〜30万円の受講料(費用)がかかる
- 質問できる回数が制限されていて自己解決する必要がある
を天秤にかけて、TACを受講するかどうか検討しましょう。