過去問解答解説(一問一答)

【平成29年(2017年)経済学】中小企業診断士試験 過去問解答解説

中小企業診断士試験における過去問の使い方

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【平成29年(2017年)経済学・経済政策】中小企業診断士試験 過去問解答解説

H29年度 経済学・経済政策過去問

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下図は、日本、アメリカ、EU の失業率の推移を示している。 図中のa〜cに該当する国・地域の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問H29-1

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下図は、2000 年以降の日本の経常収支の推移を示している。経常収支は、貿易・サービス収支、第1次所得収支、第2次所得収支から構成される。 図中のa〜cのうち、貿易・サービス収支と第&次所得収支に該当するものの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学平成29年度第2問

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国内総生産(GDP)に含まれるものとして、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

  • a 株価の上昇
  • b 警察や消防などの公共サービスの提供
  • c 農家の自家消費
  • d 中古住宅の購入

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GDP は、国の経済の大きさを測る際に利用される代表的な尺度のひとつである。

GDP を需要サイドから捉えたものは総需要と呼ばれる。以下の設問に答えよ。

(設問1) 総需要は、民間消費、民間投資、政府支出、純輸出から構成される。下図は、2000 年度以降の日本の総需要の構成割合を表している。 図中のa〜cに該当するものの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問平成29年度第4問設問1

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GDP は、国の経済の大きさを測る際に利用される代表的な尺度のひとつである。

GDP を需要サイドから捉えたものは総需要と呼ばれる。以下の設問に答えよ。

総需要の大きさは、均衡GDPの決定にとって重要である。総需要と均衡GDPの関係は、下図のような45度線図によって表すことができる。下図では、YFは完全雇用GDP、YEは現実のGDP、ADは総需要である。総需要線がAD0からAD1に上方シフトすることで完全雇用GDPを実現できる。

このとき、乗数の大きさを表すものとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問平成29年4問設問2

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需給ギャップ(GDPギャップ)は景気や物価の動向を把握するための有効な指標であり、マクロ経済政策の判断において重要な役割を果たしている。日本では、内閣府や日本銀行などがこれを推計し、公表している。

需給ギャップに関する記述として、、最も適切なものはどれか。

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景気動向指数の個別系列は、先行系列、一致系列、遅行系列に分けられる。各系列の具体例の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

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2016年9月、日本銀行は金融緩和強化のための新しい枠組みとして「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入した。この枠組みでは、「消費者物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続する」こととされている。

マネタリーベースに関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

  • a マネタリーベースは、金融部門から経済全体に供給される通貨の総量である。
  • b マネタリーベースは、日本銀行発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計である。
  • c 日本銀行による買いオペレーションの実施は、マネタリーベースを増加させる。
  • d 日本銀行によるドル買い・円売りの外国為替市場介入は、マネタリーベースを減少させる。

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投資の決定に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

  • a ケインズの投資理論によれば、利子率の低下は投資を増加させる。
  • b 資本ストック調整原理によれば、投資の調整速度が大きいほど、投資が減少する。
  • c 投資の限界効率とは、投資収益の現在価値の合計を投資費用に等しくさせる収益率である。
  • d トービンのqとは、企業の市場価値を資本の割引価値で除したものである。

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下図は、IS曲線とLM曲線を描いている。この図に基づいて、下図の設問に答えよ。

経済学平成29年度第9問設問1

(設問1)IS曲線、LM曲線は、それぞれ生産物市場と貨幣市場を均衡させるGDPと利子率の関係を表している。下記の記述のうち、最も適切なものはどれか。

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下図は、IS曲線とLM曲線を描いている。この図に基づいて、下図の設問に答えよ。

経済学平成29年度第9問設問1

(設問2)公債の資産効果をIS-LM分析によって考察する。下記の記述のうち、最も適切なものはどれか。

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価格と消費者余剰について考える。下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 

経済学過去問解説平成29年度第10問

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下図によって間接税(従量税)の経済効果を考える。需要曲線をD、課税前の供給曲線をS、課税後の供給曲線をS'で表す。税は生産物1単位当たりtとし、納税義務者は生産者とする。下図では、税負担がすべて消費者に転嫁されている。

この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第11問

  • a 税負担がすべて消費者に転嫁されるとき、消費者の支払う税額は四角形PEE'P'で示される。
  • b 税負担がすべて消費者に転嫁されるとき、生産者の受け取る価格は課税前に比べてtだけ低下する。
  • c 税負担がすべて消費者に転嫁されるのは、需要の価格弾力性がゼロだからである。
  • d 税負担がすべて消費者に転嫁されるのは、生産者の増加に伴って限界費用が増加するからである。

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無差別曲線は、一般に、原点に対して凸型をした右下がりの曲線である。しかしながら、その形状は消費者の好みなどによって変わることがある。下図のような形状の無差別曲線に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第12問

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需要の価格弾力性は、価格の変化によって売上高に影響を及ぼす。需要の価格弾力性と価格戦略に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

  • a 需要の価格弾力性が1より小さい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとると、売上高は増加する。
  • b 需要の価格弾力性が1より小さい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとると、需要が減少して、売上高も減少する。
  • c 需要の価格弾力性が1に等しい場合、企業が価格を変化させる戦略をとっても、売上高は変化しない。
  • d 需要の価格弾力性が1より大きい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとると、売上高は増加する。

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下図には、総費用曲線が描かれている。生産が行われないときの費用は点Aで示されている。この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第14問

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下図には、等費用線が描かれている。この等費用線に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第15問

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近年、保育や介護の現場における人手不足が社会問題となっている。この問題に対処するための方策として、これらに関わる職種の賃金の引き上げが検討されることがある。そこで、賃金の引き上げと労働供給の関係を考察することにした。

下図を参考にしながら、次の文中の空欄A~Dに当てはまる語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第16問

人手不足を解消するためには、現在働いていない人に新規に就労してもらうか、あるいは現在パート勤務などの短時間労働の人に今までより長い時間働いてもらうことが必要である。

すでに働いている人が賃金の上昇によってもっと働くようになるかどうかは、代替効果と所得効果によって決まる。賃金の上昇は、(A)効果によって労働供給を増やし、(B)効果によって労働供給を減らす。両者の関係は、通常、低い賃金水準では(C)効果の方が大きく、高い賃金水準では(D)効果の方が大きい。

したがって、現在の賃金が低い水準であるならば、賃上げは、労働時間を増やして人手不足の解消に寄与する。逆に、もし現在の賃金が高い水準にあるとすれば、賃上げは労働時間を減らすことになる。

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日本は諸外国に比べて労働時間が長いため、休日の過ごし方が重要である。ある共働きの夫婦について休日の過ごし方を考える。夫の趣味は水泳であり、妻の趣味はジョギングである。2人とも自分の好きなことに付き合って欲しいので、基本的には、別々の行動は取りたくない。下表の利得マトリックスは、夫婦の戦略(水泳とジョギング)とそれにより得られる利得を示したものである。カッコ内の左側が夫の利得、右側が妻の利得である。

このゲームに関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第17問

  • a このゲームには、支配戦略がある。
  • b 夫と妻がともに水泳をするとき、夫と妻のどちらかが戦略を変えると、戦略を変えた方の利得が下がるので、(水泳、水泳)はナッシュ均衡である。
  • c 夫と妻がそれぞれ自分の趣味を選ぶとき、夫と妻のどちらかが戦略を変えると、戦略を変えた方の利得が下がるので、(水泳、ジョギング)はナッシュ均衡である。
  • d 夫の戦略としては、妻がジョギングがよいといえばジョギングに行くのがよく、また、水泳がよいといえば水泳に行くのがよい。

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商品には、新しく登場するものや、市場から姿を消すものがある。その過程を説明する下図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第18問

  • a 右図では、当初、この商品の限界費用がとても高いので市場が成立していない。
  • b 左図では、技術進歩によって供給曲線Sがシフトするにしたがって、この商品の市場が成立する。
  • c 右図では、代替品の登場によって需要曲線Dがシフトすれば、この商品はやがて市場から姿を消す。
  • d 左図では、市場への新たな生産者の参入で需要曲線Dがシフトすることにより、市場が成立する。

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公共財や私的財などの財の特徴として、最も適切なものはどれか。

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下表に基づき、国際分業と比較優位について考える。製品P1個を生産するのに、A国では5人の労働が必要であり、B国では30人の労働が必要である。また、製品Q1個を生産するのに、A国では5人の労働が必要であり、B国では60人の労働が必要である。

このような状況に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第20問

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昨今、WTOを中心とする多国間交渉はうまくいかず、FTAのような比較的少数の国の間の交渉が増加している。

下図は、関税引き下げによって輸入品の価格がP0からP1に下落する場合を描いている。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

経済学過去問解説平成29年度第21問

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技術革新およびその奨励政策に関する理論的記述として、最も適切なものはどれか。

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少子高齢化と日本の経済・財政との関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。

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  • この記事を書いた人

アール博士

中小企業診断士を最短合格で取得するための勉強法を日夜研究しているマッドサイエンティスト。年齢や学歴などは不詳の謎多き人物。最短合格を目指すための人体実験が大好物で、中小企業診断士の試験研究は20年以上の大ベテラン。

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